無形民俗文化財(読み)むけいみんぞくぶんかざい

共同通信ニュース用語解説 「無形民俗文化財」の解説

無形民俗文化財

地域に根差し、世代を超えて受け継がれてきた祭り年中行事芸能生業に関わる技術など。市町村都道府県が指定する。国民生活文化を理解する上で特に重要と認めたものは、国が重要無形民俗文化財に指定する。自治体と国が伝承に必要な活動資金を補助するなどして保護している。2016年に「山・ほこ・屋台行事」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された18府県33件の祭りは、すべて国重要無形民俗文化財に指定されている。

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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

世界大百科事典(旧版)内の無形民俗文化財の言及

【文化財】より

…(4)民俗文化財 国民生活の伝統的な風俗慣習や芸能を保護するもの。住居,衣服,食器などや,生業,信仰,年中行事,民俗芸能に用いる用具などの有形民俗文化財と,これらを行う習俗などの無形民俗文化財とに分けられる。自然文化財としては,天橋立や耶馬渓といった自然名勝と,動植物・鉱物その他の天然記念物がある。…

※「無形民俗文化財」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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