無憂華(読み)ムウゲ

デジタル大辞泉 「無憂華」の意味・読み・例文・類語

むう‐げ【無憂華】

むゆうげ(無憂華)

むゆう‐げ〔ムイウ‐〕【無憂華】

《〈梵〉aśokaの訳。悲しみがない意。阿輸迦と音写ムユウジュの花。インド文学では瑞兆を表すのに用いられる。むうげ。

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精選版 日本国語大辞典 「無憂華」の意味・読み・例文・類語

むう‐げ【無憂華】

  1. 〘 名詞 〙 無憂樹の花。むゆうげ。
    1. [初出の実例]「それを眺める人々に清らかな喜びを与へる無憂華の一輪づつであれ」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)

むゆう‐げムイウ‥【無憂華】

  1. 〘 名詞 〙むうげ(無憂華)

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世界大百科事典(旧版)内の無憂華の言及

【九条武子】より

…〈夜くればものの理(ことわり)みな忘れひたふる君を恋ふとつげまし〉。その名門の出自と天成の美貌は武子を有名にし,歌文集《無憂華》(1927)は広く世に読まれた。長く仏教婦人会連合本部長として社会事業に尽くしたが,28年敗血症で没した。…

※「無憂華」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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