一輪(読み)イチリン

デジタル大辞泉 「一輪」の意味・読み・例文・類語

いち‐りん【一輪】

開いた一つの花。「梅一輪
一つの車輪
満月
「―満てる清光の影」〈謡・姨捨

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精選版 日本国語大辞典 「一輪」の意味・読み・例文・類語

いち‐りん【一輪】

  1. 〘 名詞 〙 丸いもの一つをさしていう。
  2. 太陽または月をいう。
    1. [初出の実例]「姨捨山の曇りなき、一輪満てる清光の影」(出典:光悦本謡曲・姨捨(1430頃))
    2. [その他の文献]〔孟郊‐読張碧集詩〕
  3. 開いた花や車輪の一つ。
    1. [初出の実例]「冬の梅は、一りん二りんかすかに咲きて」(出典:宗長手記(1522‐27)下)

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