無礼し(読み)ナメシ

デジタル大辞泉 「無礼し」の意味・読み・例文・類語

なめ・し【無礼し】

[形ク]無礼である。無作法である。
「文ことば―・き人こそいと憎けれ」〈・二六二〉
[補説]シク活用の例が近世以降認められる。
「いとなめしけれど、病間にて対面せんとて此間へ通す」〈一葉・日記〉

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精選版 日本国語大辞典 「無礼し」の意味・読み・例文・類語

なめ・し【無礼】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 相手を軽んじたり、あなどったりして、無礼であるさま。失礼であるさま。
    1. [初出の実例]「何の故か二の国の王、躬ら来集ひて天皇の勅を受けずして軽(ナメク)使を遣せる」(出典日本書紀(720)継体二三年四月(前田本訓))
    2. 「大和道は雲隠りたり然れども吾が振る袖を無礼(なめし)と思ふな」(出典:万葉集(8C後)六・九六六)

無礼しの派生語

なめ‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

無礼しの派生語

なめげ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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