無給(読み)ムキュウ

精選版 日本国語大辞典 「無給」の意味・読み・例文・類語

む‐きゅう‥キフ【無給】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中世恩給扶持を受けていないこと。
    1. [初出の実例]「無給の輩給人の前をこし、給人は無給人の者にこされては、一生の耻也」(出典:世鏡抄(室町末か)下)
  3. 給料のないこと。給料を支払わないこと。また、給料を支払われないこと。無給金。〔日誌字解(1869)〕
    1. [初出の実例]「修道女たちは一生涯、無給で働いているのだ」(出典:傷ついた葦(1970)〈曾野綾子〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android