給料(読み)きゅうりょう

精選版 日本国語大辞典の解説

きゅう‐りょう キフレウ【給料】

〘名〙
① 平安時代以降、大学寮紀伝道の学生(学生、擬文章生、文章生)に給された学問料。宣旨によって毎月穀倉院から給与されるが、藤原氏にはこの他勧学院から給される学問料もあった。姓を冠して藤給料、菅給料ということもある。灯燭料。また、転じて、学問料を給される文章生をもいう。
※中右記‐承徳二年(1098)三月二一日「去夕被秀才・給料宣旨云々」
② 労務に服する者に対して、その服務の継続中、雇い主が支給する報酬。賃金。給与。
※評判記・色道大鏡(1678)一四「子あるものは、年季をさだめ、人手にわたし、其給料(キウレウ)をかりて身を償(つくのは)んとすれば」
③ 特に、地方公共団体の職員の給与のうち、基本給に相当するもの。

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世界大百科事典内の給料の言及

【月給制】より

…賃金計算形態のうち,1ヵ月何円というように月単位で計算し支給される基本給の制度をいう。月給制は専門的知識や経験に基づく能力を要する計画・立案・管理などの仕事に,期待度と信頼度で支払う制度であって,現在の諸外国でも第2次大戦前の日本でも,職員層(ホワイトカラー)を対象に行われ,その賃金をとくに俸給・給料(サラリー。英語salaryの語源はラテン語のsal(塩)で,古代ローマで兵士が俸給として塩を支給されたことにちなむ)と呼ぶこともある。…

【賃金】より

…20世紀には,賃金自体もさまざまな法的規制と管理を受け,賃金決定のメカニズムはますます複雑な様相を呈してきている。 賃金は,これまで(とくに戦前)直接生産部門で働く労働者に支払われる報酬を意味し,事務員,技術者など職員に対して支払われる報酬を給料ないし俸給と呼ぶことが多かった。しかし,最近はこのような区別はとくに設けず,労働者も職員もすべて労働者と呼び(たとえば労働基準法におけるように),彼らが受ける報酬を賃金と規定するようになっている。…

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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報