無線綴(読み)むせんとじ

精選版 日本国語大辞典 「無線綴」の意味・読み・例文・類語

むせん‐とじ‥とぢ【無線綴】

  1. 〘 名詞 〙 製本様式の一つ。本の中身針金や糸でとじる代わりに、接着剤のみで背を接合するとじ方。主に並製本に用いる。〔造本印刷(1948)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「無線綴」の意味・わかりやすい解説

無線綴【むせんとじ】

本の綴じ方の一形式。糸や針金を用いず接着剤だけで接合させる。切り込み式と切断式がある。ページ十分開くことができるのが特徴で,安価なため,製本機・接着剤の発達も加わって,ますます多くの本がこの形式でつくられるようになってきている。〈あじろとじ〉もこの一種
→関連項目製本

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android