無茶助(読み)むちゃすけ

精選版 日本国語大辞典 「無茶助」の意味・読み・例文・類語

むちゃ‐すけ【無茶助】

〘名〙 (むちゃな事柄や人を人名のように表わした語)
① 何もわかっていないこと。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「植つけがいつごろで苅時がいつだといふ事もむちゃ助さ」
筋道のたたない言動をする人。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉七「おも湯も満足には呑まれぬ中で酒を買へとは能く能くお前無茶助(ムチャスケ)になりなさんした」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android