日本歴史地名大系 「無関村」の解説 無関村むせきむら 石川県:鹿島郡能登島町無関村[現在地名]能登島町無関能登島の北西部、南(みなみ)村から西一五町の七尾北湾に面した村。丘陵が海辺まで迫り、平坦地は狭小。文明一三年(一四八一)一月一一日の能登島八ヶ村公田田数注文(伊夜比神社文書)に「子やムセキ」とみえ、向田(こうだ)とともに温井殿の知行分で、一宮気多社の二斗米(段銭)賦課の対象とされていた公田数は三町。戦国後期頃の「牟関」の給人は温井兵庫尉(続宗か)であった(「能登内浦村々給人注文写」諸橋文書)。天正一三年(一五八五)六月一八日の免定写(当摩文書)によると「むせき」の免引は三ツ半。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by