然有にても(読み)さるにても

精選版 日本国語大辞典 「然有にても」の意味・読み・例文・類語

さる【然有】 にて も

先行事柄を受けて、しかも後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。それにしても。そうであっても。それはそれとして。
源氏(1001‐14頃)乙女「ゆかり睦び、ねぢけがましきさまにて、おとども聞き、おぼすところ侍りなん。さるにても、かかることなんと、知らせ給ひて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android