焼が回る(読み)やきがまわる

精選版 日本国語大辞典 「焼が回る」の意味・読み・例文・類語

やき【焼】 が 回(まわ)

  1. 刃物などを焼くのに、火加減が行きわたりすぎて、かえって切れ味がにぶる。〔新しき用語の泉(1921)〕
  2. 頭のはたらきや腕前などが衰える。ぼける。
    1. [初出の実例]「料理自慢の庖丁の焼(ヤキ)がむねへまはり、汁の仕ぞこなひ」(出典浮世草子世間娘容気(1717)五)
  3. すっかり古ぼけたさまになる。
    1. [初出の実例]「焼きのまわった長羽織は、二ばん目の子のひよひよになります」(出典:洒落本・無頼通説法(1779))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む