日本大百科全書(ニッポニカ) 「焼きミョウバン」の意味・わかりやすい解説 焼きミョウバンやきみょうばんburnt alum ミョウバン(カリウムアルミニウムミョウバン)を160℃以下でゆっくりと熱し無水和物KAl(SO4)2としたものをいう。枯礬(こばん)ともいう。無色の粉末。比重1.97(測定温度20℃)。水に溶け、収斂(しゅうれん)作用が強い。化学的にはミョウバンと同じ性質をもっている。医薬品として収斂剤、止血剤に用いられる。そのほか写真硬膜剤、漬物、佃煮(つくだに)などの食品加工用に用いられる。[中原勝儼][参照項目] | ミョウバン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
化学辞典 第2版 「焼きミョウバン」の解説 焼きミョウバンヤキミョウバンburnt alum ミョウバンKAl(SO4)2・12H2Oを加熱脱水したもの.加熱脱水によりもろい白色塊になるため,粉末にするのが容易であり,水を失っただけ重量も減少するので使用するのに便利である. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by