皮膚や粘膜の局所に作用し、収斂作用を現す薬剤。タンパクを凝固して炎症をとり、被膜をつくって保護するほか、血管を収縮して止血したり、下痢を阻止する。タンニン酸、ビスマス製剤、アルミニウム、亜鉛、鉛の塩類がある。外用ではアストリンゼントとして硫酸亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ミョウバンの水溶液が用いられる。また湿布薬として酢酸鉛溶液、タンニン酸溶液が用いられ、消炎・鎮痛作用を有する。タンニン酸アルブミン、次硝酸ビスマス、次サリチル酸ビスマスなどは止痢剤として用いられたが、ビスマス塩の大量投与で精神症状が現れたため、一般用にはビスマス塩は使用されなくなり、また、デルマトールとして外用に用いられたが、これも現在ではほとんど使用されていない。硫酸亜鉛は点眼剤にも用いられる。わきが臭をとるのに塩化アルミニウム液、ミョウバン液が用いられるのも、収斂作用を利用したものである。
[幸保文治]
機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...