焼き太刀を(読み)ヤキタチヲ

デジタル大辞泉 「焼き太刀を」の意味・読み・例文・類語

やきたち‐を【焼き太刀を】

[枕]焼き鍛えた太刀は鋭い意から、「し」と同音をもつ地名砺波となみ」にかかる。一説に、太刀を研ぐ意からともいう。
「―砺波の関に」〈・四〇八五〉

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精選版 日本国語大辞典 「焼き太刀を」の意味・読み・例文・類語

やきたち‐を【焼太刀を】

  1. ( 「を」は間投助詞 ) 刀の鋭い意で、「利(と)し」と同音を含む地名「礪波(となみ)」にかかる。一説に「を」は格助詞で、刀を研ぐ意からかかるとも。
    1. [初出の実例]「夜伎多知乎(ヤキタチヲ)礪波の関に明日よりは守部やりそへ君を留めむ」(出典万葉集(8C後)一八・四〇八五)

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