デジタル大辞泉 「焼け木杭」の意味・読み・例文・類語 やけ‐ぼっくい〔‐ボツくひ〕【焼け▽木×杭/焼け▽棒×杭】 1 焼けた杭。燃えさしの棒杭。2 「焼け木杭に火が付く」の略。「再三―になった後今はどうやら腐縁とでも云うような間柄になって」〈荷風・腕くらべ〉 やけ‐ぼくい〔‐ボくひ〕【焼け▽木×杭/焼け▽棒×杭】 「やけぼっくい」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「焼け木杭」の意味・読み・例文・類語 やけ‐ぼっくい‥ボッくひ【焼木杭・焼棒杭】 〘 名詞 〙 焼けた杭。燃えさしの切り株、木片。火が消えたように見えても、また燃えだすことがあるところから、すぐ元にもどること、または未練がましいことのたとえにもいう。やけくい。やけほくち。やけぼくい。焼け榾杭(ほだくい)。[初出の実例]「そろそろと焼ぼっくゐの髪がのび」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例