焼け石に水(読み)ヤケイシニミズ

デジタル大辞泉 「焼け石に水」の意味・読み・例文・類語

いしみず

焼け石に水を少しばかりかけてもすぐ蒸発してしまうことから》努力援助が少なくて、何の役にも立たないことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「焼け石に水」の意味・読み・例文・類語

やけいし【焼石】 に 水(みず)

  1. 火に焼けて熱い石に水を少しばかりかけても冷めないように、援助や努力の力がわずかで効果があがらない状態であることのたとえ。
    1. [初出の実例]「のめどものめどものどのかわきはやまぬぞ。やけ石に水かくると世話と云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)四二)

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ことわざを知る辞典 「焼け石に水」の解説

焼け石に水

火に焼かれ熱くなった石を冷まそうとして水を少しばかりかけても、すぐに蒸発してしまい効果がない。深刻な事態に対処するには援助や努力が小さすぎて効果があがらないことのたとえ。

[使用例] 手当てはもとよりたいしたことは無く背を焼かれるような病院の払いには焼け石に水だったが、けれど全くはいらぬよりはましだ[織田作之助わが町|1942]

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