焼麩(読み)やきふ

精選版 日本国語大辞典 「焼麩」の意味・読み・例文・類語

やき‐ふ【焼麩】

  1. 〘 名詞 〙 生麩(なまふ)を焼いた食品製法により板麩、豆麩、花麩などがある。
    1. [初出の実例]「苔菽。興米。炙麩。油物等」(出典:尺素往来(1439‐64))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の焼麩の言及

【麩】より

…小麦粉を水でこね,粘りが出たところで布袋に入れて水中でもみ洗いすると,デンプンが溶出して袋の中には小麦タンパクのグルテンが残る。このグルテンをふつう〈もち麩〉といい,これを加工して各種の生麩(なまふ)や焼麩がつくられる。水中に溶出したデンプンを集めて乾燥したものが正麩(漿麩)(しようふ)で,菓子やのり(糊)の材料とされる。…

※「焼麩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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