煙ったい(読み)ケムッタイ

精選版 日本国語大辞典 「煙ったい」の意味・読み・例文・類語

けむった・い【煙・烟】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「けむたい(煙)」の変化した語 )
  2. けむたい(煙)
    1. [初出の実例]「莨(たばこ)の煙をもやもやと出して、煙(ケ)むったい様に顰めた顔を、其のまま学士に向け」(出典:はやり唄(1902)〈小杉天外〉五)
  3. けむたい(煙)
    1. [初出の実例]「中洲ときてはちとけむってへもんだ」(出典:洒落本・無駄酸辛甘(1785))
    2. 「倉地は煙ったい顔をしながら、それでもその後から跟(つ)いて来た」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)

煙ったいの派生語

けむった‐が・る
  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙

煙ったいの派生語

けむった‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

煙ったいの派生語

けむった‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む