デジタル大辞泉
「煙たい」の意味・読み・例文・類語
けぶた・い【▽煙たい/×烟たい】
[形][文]けぶた・し[ク]「けむたい」に同じ。「たき火が―・い」
[派生]けぶたがる[動ラ五]けぶたげ[形動]けぶたさ[名]
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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けぶた・い【煙・烟】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]けぶた・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 後世は「けむたい」 ) - ① =けむたい(煙)①〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「そらだきもの、いとけぶたうくゆりて、衣のおとなひ、いと花やかに、ふるまひなして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)花宴)
- ② =けむたい(煙)②
- [初出の実例]「いと苦しき判者にもあたりて侍るかな、いとけぶたしやとなやみ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)梅枝)
煙たいの派生語
けぶた‐が・る- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
煙たいの派生語
けぶた‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
煙たいの派生語
けぶた‐さ- 〘 名詞 〙
けむた・い【煙・烟】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]けむた・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① 煙が鼻、のど、目を刺激して苦しい。煙にむせて息苦しい。けぶたい。けむったい。けむい。〔伊京集(室町)〕
- [初出の実例]「たき物をたきて、中将殿とをらせ給ふたびごとも、けむたきほどにぞあをぎかけたりけり」(出典:御伽草子・しくれ(古典文庫所収)(室町末))
- ② 気づまりである。窮屈である。気がねである。また、相手を敬遠したい気持である。けぶたい。けむったい。
- [初出の実例]「道理道理、身にかからぬこちとさへ、けむたうてたまられぬ」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)二)
煙たいの派生語
けむた‐が・る- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
煙たいの派生語
けむた‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
煙たいの派生語
けむた‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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