精選版 日本国語大辞典 「照照」の意味・読み・例文・類語
てら‐てら【照照】
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 日や月などが、照り輝くさまを表わす語。
- [初出の実例]「てらてらとして又降て来る」(出典:雑俳・千枚分銅(1704))
- 「てらてらと石に日の照枯野かな〈蕪村〉」(出典:俳諧・発句題苑集(1799))
- ② 物の表面につやがあって光っているさまを表わす語。
- [初出の実例]「顔がてらてらして、誠に本塗だはな」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)
- ① 日や月などが、照り輝くさまを表わす語。
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]②に同じ。
- [初出の実例]「てらてらになった手すりに肱をかけ」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後)
てり‐てり【照照】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「てりてりぼうず(照照坊主)」の略 ) =てるてるぼうず(照照坊主)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 光りかがやくさまを表わす語。
- [初出の実例]「絹のてりてりと光色のあるに」(出典:四河入海(17C前)一八)