熊ヶ根宿(読み)くまがねしゆく

日本歴史地名大系 「熊ヶ根宿」の解説

熊ヶ根宿
くまがねしゆく

[現在地名]宮城町熊ヶ根

作並さくなみ街道宿駅。「熊ヶ根村安永風土記」によると東へ下愛子しもあやし宿まで二里、西へ作並宿まで一里二三町余。同書に熊ヶ根村のうち町住居二四軒とあるのが宿内家数であろう。馬三一で、「村町共御伝馬相勤候」とある。検断が置かれ村肝入が兼務していた。検断の初任者として同書に町屋敷の百姓伊兵衛の先祖初代与左衛門の名が記されるが、宿駅・検断の設置は慶長―元和(一五九六―一六二四)頃と推定されている(宮城町誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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