デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊木伯典」の解説 熊木伯典 くまき-はくてん 白井喬二(きょうじ)の小説「富士に立つ影」の登場人物。江戸時代後期,文化のころの赤針流築城師。賛四(さんし)流の佐藤菊太郎と富士の裾野で築城問答をし,菊太郎をおとしいれて勝利する。小説は人間同士の許し合いをテーマに,築城家3代,明治期にまでひきつがれた闘争をえがく長編で,大正13年から昭和2年まで「報知新聞」に連載された。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例