日本歴史地名大系 「熊谷往還」の解説 熊谷往還くまがやおうかん 埼玉県:川越市熊谷往還川越城下と中山道熊谷宿を結ぶ道で、中山道の脇往還。熊谷川越道ともいう。ほぼ現在の国道二五四号・四〇七号にあたる。川越城下札の辻(ふだのつじ)から喜多(きた)町・志多(した)町と進み、赤間(あかま)川に架かる東明寺(とうみようじ)橋を渡り、東明寺村・寺井宿(てらいしゆく)村・向小久保(むかいおくぼ)村から福田(ふくだ)村に至り、入間(いるま)川・小畔(こあぜ)川・越辺(おつぺ)川の合流地付近を越えて伊草(いぐさ)宿(現川島町)に至り、ここから松山町(現東松山市)を経て熊谷に至った。伊草と松山両宿で人馬の継送りが行われた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報