熨斗付(読み)のしつけ

精選版 日本国語大辞典 「熨斗付」の意味・読み・例文・類語

のし‐つけ【熨斗付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 打刀の鞘や槍の柄などに、金銀類を薄く延ばした板を張りつけたもの。また、その形をしたもの。
    1. [初出の実例]「金作の腰刀は御禁制の事にて候。〈略〉うちさめ、のし付、又かながい金にて拵たるは中々沙汰に不及」(出典:大内問答(1509))
  3. 折目正しく皺などをのばしつけること。
    1. [初出の実例]「往昔は翠黛紅粉より後腰ののしつけまで気をつくしたるをぞ、傾城風と云しに」(出典:談義本・艷道通鑑(1715)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android