熱い電子(読み)あついでんし(その他表記)hot electron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熱い電子」の意味・わかりやすい解説

熱い電子
あついでんし
hot electron

半導体に強い電界を加えると,電子や正孔などのキャリアは電界によって加速されて運動エネルギー増加する。このエネルギーの増加の割合が,キャリアと結晶格子 (→空間格子 ) との衝突によってキャリアが失うエネルギー減少の割合より大きくなると,キャリアがもつ平均エネルギー (電子温度または正孔温度) と結晶格子の平均エネルギー (格子温度) がアンバランスになり,後者より前者が大きくなることが起こりうる。このような状態のキャリアを熱くなったキャリアと呼び,キャリアが電子のときこれを熱い電子という。ホットエレクトロンともいう。非線形効果など,いろいろおもしろい性質をもつ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む