コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

熱希釈法 ねつきしゃくほうthermodilution method

世界大百科事典 第2版の解説

ねつきしゃくほう【熱希釈法 thermodilution method】

循環動態を検査する一方法。冷水を血液に混ぜると急速にかつ均一に熱が奪われる。注入熱量と血液に移行した熱量とが同じであることを利用して,心臓血管内を流れている血液の温度変化を希釈曲線として描き,血流量を測定する方法である。本法には,冷水注入穴と温度変化を測定する半導体サーミスターを同時に取りつけた心臓血管カテーテルを用いる。現在おもに用いられるのは心拍出量測定用のスワンガンツカテーテルと,局所静脈血流量測定用のウェブスターカテーテルである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の熱希釈法の言及

【心機能検査】より

…カテーテルの先に送受信器をつけて血管の状態を観測する血管内エコー法もある。心エコー図
[色素希釈法と熱希釈法]
 色素希釈法は血管内に色素を,熱希釈法では血液より低温度の液体を,血管内に注射し,その下流で色素の濃度や血液の温度を測定することによって,血流量を測定する方法。これによって,心臓機能の最も重要な項目である心拍出量を測定することができる。…

※「熱希釈法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

熱希釈法の関連キーワード血流計

今日のキーワード

硫黄山(いおうやま)

標高1317メートルの活火山で、火口は登山者に人気のある韓国(からくに)岳(1700メートル)の登山道沿いにある。硫黄の結晶が鉱山で採れたため、硫黄山と呼ばれるようになったという。直近の噴火は1768...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android