熱田古伝馬新田(読み)あつたこてんましんでん

日本歴史地名大系 「熱田古伝馬新田」の解説

熱田古伝馬新田
あつたこてんましんでん

[現在地名]南区屋敷やしき町・上通かみとおり町・中通なかとおり町・豊本とよもと通・元禄げんろく通・蒲田がまだ町・太郎たろう町・繰出くりだし

戸部下とべした新田の北にあり、寛文一三年(一六七三)熱田の伝馬役人稲葉源三郎・大森伊右衛門らによって開かれた。開発資金は藩より借入れて、新田からの収入を伝馬費用にあてた。宝永四年(一七〇七)・正徳四年(一七一四)・享保七年(一七二二)などの天災により決壊したが、その都度伝馬役人が修復に当たった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android