普及版 字通 「燮」の読み・字形・画数・意味
燮
17画
[字訓] やわらぐ
[説文解字]
[字形] 会意
言+両火+(又)(ゆう)。言は神に対する盟誓。自己詛盟の語をいう。その両旁に聖火を加え、これを修祓する。〔説文〕三下に「和らぐるなり」と訓し、また徐鉉説として、炎に従って大熟の義とするが、烹の字ではない。金文の〔秦公鐘〕に「百を柔らげ燮(をさ)む」、また〔書、顧命〕に「天下を燮和す」、〔書、周官〕に「陰陽を燮理す」とあり、字の初義は、おそらく自己詛盟(そめい)によって神意を和らげる意であろう。
[訓義]
1. やわらぐ、やわらげる。
2. 煮る。
[古辞書の訓]
〔立〕燮 ヤハラカニ・ヤハラグ
[熟語]
燮諧▶・燮賛▶・燮燮▶・燮調▶・燮定▶・燮伐▶・燮友▶・燮理▶・燮和▶
[下接語]
遠燮・弘燮・参燮・調燮
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報