牆垣(読み)しょうえん

精選版 日本国語大辞典 「牆垣」の意味・読み・例文・類語

しょう‐えんシャウヱン【牆垣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「牆」「垣」はともに「かき」の意 ) かき。まがき。かきね。
    1. [初出の実例]「阮家南北旧(もとより)来らむ隣なれば 墻垣を隔てず貧を媿ぢず〈高岳未高〉」(出典新撰朗詠集(12C前)下)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公三一年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「牆垣」の読み・字形・画数・意味

【牆垣】しようえん(しやうゑん)

かき。土塀。〔左伝、襄三十一年〕敝邑刑の脩まらざるを以て、寇盜充斥す。~是(ここ)を以て人をして、客の(やど)るを完くし、其の牆垣を厚うし、以て客を憂ふること無(なか)らしむ。

字通「牆」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android