片岨(読み)かたそわ

精選版 日本国語大辞典 「片岨」の意味・読み・例文・類語

かた‐そわ ‥そは【片岨】

〘名〙 (近世以降「かたそば」とも) =かたそ(片岨)
作庭記(1040頃か)「此家をつくらむと、山のかたそわをくづし、地をひきけるあひだ

かた‐そ【片岨】

〘名〙 山の一方のがけ。断崖懸崖。かたそば。かたそわ。
壬二集(1237‐45)「何事をまつのふる木のいたづらに谷のかたそに朽ち残るらむ」

かた‐そば【片岨】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android