片戸(読み)カタド

デジタル大辞泉 「片戸」の意味・読み・例文・類語

かた‐ど【片戸】

扉が1枚の開き戸。片とびら。
両開きの扉の片方の戸。
大寺の―さしけり夕紅葉」〈一茶発句集

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精選版 日本国語大辞典 「片戸」の意味・読み・例文・類語

かた‐ど【片戸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かたと」とも )
  2. とびら一枚の開き戸。片とびら。
    1. [初出の実例]「其の家の内に大なるあぜ倉有けり。片戸は倒れてなむ有ける」(出典:今昔物語集(1120頃か)二七)
  3. 両開きになる戸の片方。
    1. [初出の実例]「内よりかたどをきりきりと細目に開け」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)下)

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