片手綱(読み)かたたづな

精選版 日本国語大辞典 「片手綱」の意味・読み・例文・類語

かた‐たづな【片手綱】

〘名〙
① 左右どちらか一方のたづな。
太平記(14C後)三一手綱(たづな)のまがりをづんと切れて、弓(ゆん)手の片手(カタタヅナ)土にさがり馬の足に蹈(ふま)れけるを」
② 片手だけでたづなをとること。
※家中竹馬記(1511)「馬上にてかさをさすには、〈略〉片手綱に取りて、馬上にさすべきかさを弓手の方より寄せさせて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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