片町・上片町(読み)かたまち・かみかたまち

日本歴史地名大系 「片町・上片町」の解説

片町・上片町
かたまち・かみかたまち

[現在地名]村上市片町・上片町

西端は久保多くぼた町に隣接し、門前もんぜん川に沿って南東に五町二〇間延びる。西方は片町、東方が上片町と並び、上片町からは川を渡り山辺里さべり村へ通じる。南側家並のほぼ中央付近に南に向かって延びる道路があり、庚申堂枡形を経て旧与力よりき(現杉原)に入る。もと侍屋敷地内の堀片にあった町で、松平直矩在城時の寛文五年(一六六五)侍屋敷を拡張するため現在地に移された(「松平直矩公御代記」寛文六年二月一二日条)町名はかつての所在地に由来するといわれる。のち上片町と片町に分れた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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