片縄村(読み)かたなわむら

日本歴史地名大系 「片縄村」の解説

片縄村
かたなわむら

[現在地名]那珂川町片縄一―一〇丁目・片縄・片縄北かたなわきた一―三丁目・片縄西かたなわにし一―五丁目・恵子えこ二―三丁目

今光いまみつ村の西にあり、片縄山北東麓、那珂川左岸に立地する。東部南北岩戸いわど往還が通っていた。那珂川沿いの当村や今光村から上流西隈にしぐま村・安徳あんとく村までの一二ヵ村を岩戸河内といい、ちゆう村の現人あらひと神社を産土神としていた(続風土記)。小早川時代の指出前之帳では片縄村は田三六町九反余(分米四九二石余)・畠三町余(分大豆二六石余)。この数値には南の道善どうぜん村分も含まれる。慶長七年(一六〇二)の検地高は六六一石余(慶長石高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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