片賀須村(読み)かたかすむら

日本歴史地名大系 「片賀須村」の解説

片賀須村
かたかすむら

[現在地名]土佐清水市片粕かたかす

川口かわぐち村の南、片粕川下流から河口部にかけての村。片加須(元禄地払帳)・片粕(西郡廻見日記)とも書き、近代以降は片粕に定着。「土佐州郡志」は「片糟村」と記し、「自河口界鳥越至貝之川界志多浦川、東西十二町余南北十七町余、戸僅四、其土石錯」と述べる。

天正一八年(一五九〇)の以南片賀須村地検帳によれば検地面積八町三反余、屋敷数二(居屋敷)。白王宮がある。大半が散田分。江戸時代には元禄地払帳によると本田高八〇石余で蔵入地、新田高二一石余で貢物地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android