ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牛乳蛋白繊維」の意味・わかりやすい解説 牛乳蛋白繊維ぎゅうにゅうたんぱくせんいmilk protein fibre 牛乳の中に含まれる蛋白質を抽出して製造した再生繊維。イタリアで 1935年頃から工業化し,スニヤ・ビスコーザ社ではメリノバと呼んで販売。白色ないし乳色で,柔らかくて羊毛に似ているが,繊維性能は良好とはいえず,特に強度が著しく劣る。羊毛,綿花,化学繊維などと混紡して用いた。現在ではほとんど生産されていない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by