日本歴史地名大系 「牛原村」の解説 牛原村うしわらむら 佐賀県:鳥栖市牛原村[現在地名]鳥栖市牛原町(うしわらまち)九千部(くせんぶ)山南東麓の支峰群石(むれいし)山(二〇一メートル)・城(じよう)山(四九四メートル)の南麓一帯に立地。集落は、親村から枝村の井川口(いがまぐち)・四阿屋(あずまや)・牛原河内(うしわらごうち)と、西へ二キロの間にある。西・南限の四阿屋川(安良(やすろ)川)で佐賀藩領山浦(やまうら)村に接する。観応三年(一三五二)の安楽寺領注進目録(大宰府神社文書)に「牛原御領」とある。この成立年・規模などは不詳であるが、当時「半不輸」「御方押領之」とあり、鎮西管領方武士に押領されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報