牛歯化(読み)ぎゅうしか(その他表記)taurodontism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牛歯化」の意味・わかりやすい解説

牛歯化
ぎゅうしか
taurodontism

主として臼歯形成の際に,歯根下方で融合することにより歯髄腔が大きくなる現象をさす。これは一般的に歯冠部を大きくして歯の強い咬耗に耐えようとする適応と考えられ,歯を酷使するエスキモーサン族などに多くみられる。また古い時代の人類に顕著であり,特に典型的ネアンデルタール人において著しく発達している。多分に遺伝的形質であるといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む