牛牧輪中
うしきわじゆう
東は糸貫川と長良川、西と南は犀川に挟まれた低湿地帯に位置した輪中。現巣南町の十七条・十八条と現穂積町の十九条・牛牧・下本田・只越・別府・上橋本・柳一色・祖父江・野白新田・野田新田の一二ヵ村を包含。近代以降は牛牧閘門(五六閘門)組合、また同閘門普通水利組合という。
根尾川が形成した扇状地の後背湿地帯に立地し、同水系の伏流水を集めて中川・五六川が輪中内を南流、中川は直接長良川に、五六川は犀川と合流後長良川に流入していた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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