精選版 日本国語大辞典 「牛玉」の意味・読み・例文・類語 ぎゅう‐ぎょく ギウ‥【牛玉】 〘名〙① 牛の額に生じるとされる玉状のかたまり。寺院などではこれを宝物とする。牛の玉。※高野山文書‐徳治三年(1308)六月二一日・禅蓮房寄進物日記「牛玉二果〈唐金壺入レ之〉」※御伽草子・祇園の御本地(室町時代物語集所収)(室町中)「牛玉を取出させ給ひて、是は第一の宝にて在りとて」② 牛の腹中にできるとされる玉。一切の病魔を除く霊物とされる。牛黄(ごおう)。牛の玉。※吾妻鏡‐文治五年(1189)八月二二日「沈紫檀以下唐木厨子数脚在レ之。其内所レ納者、牛玉、犀角、象牙笛、水牛角〈略〉等也」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報