牛網村
うしあみむら
[現在地名]鳴瀬町牛網
鳴瀬川の河口付近の東岸に位置し、旭山丘陵の南方にあたるため比較的平地が多い。北方に牛網池がある。また石巻街道が東西に通るほか、南西の浜市村、鳴瀬川河口に至る道がある。「安永風土記」によると、村名は漁師が海辺まで魚網を牛に積んで運搬したことによるという。正保郷帳に村名がみえ、田三一貫九八六文・畑二貫一一六文で旱損と注され、ほかに新田一八貫七八二文。前掲風土記によると田五七貫一四二文・畑六貫六五〇文で蔵入三七貫四〇二文。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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