魚網(読み)ギョモウ

デジタル大辞泉 「魚網」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐もう〔‐マウ〕【魚網/漁網】

魚介類などの捕獲に用いる網。引き網・刺し網・張り網などがある。
異称。〈下学集
[類語]たも網投網定置網刺し網流し網巻き網引き網地引き網底引き網トロール網

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精選版 日本国語大辞典 「魚網」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐もう‥マウ【魚網・漁網】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚類などを獲るための網。形状は大別すると刺網(さしあみ)、定置網(ていちあみ)敷網(しきあみ)、引網(ひきあみ)巻網(まきあみ)類で、その他に掩網(おぶせあみ)、張網(はりあみ)、建干網(たてぼしあみ)、網魞(あみえり)類などがある。
    1. [初出の実例]「蛟龍は常に保深淵之中、若遊浅渚漁網(キョマウ)釣者之愁と、云り」(出典太平記(14C後)二〇)
    2. [その他の文献]〔詩経‐邶風・新台〕
  3. 紙の異称。〔文明本節用集(室町中)〕

ぎょ‐ぼう‥バウ【魚網】

  1. 〘 名詞 〙ぎょもう(魚網)色葉字類抄(1177‐81)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魚網」の意味・わかりやすい解説

魚網
ぎょもう
fishing net

漁獲に使用する網。古来麻糸綿糸など天然繊維が使われたが,合成繊維発達に伴ってナイロンなどが用いられるようになった。大別して結び目のある結節網と結び目のない無結節網 (組網) とに分けられる。さらに結節網は縦網と横網に区分され,複雑で手工業的な製法を必要とする縦網は近海漁業用,工場生産による横網は遠洋漁業用。また,使用方法により定置網 (建網) ,敷網引網巻網刺網,掬 (すくい) 網,掩 (かぶせ) 網などに分けられる。

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普及版 字通 「魚網」の読み・字形・画数・意味

【魚網】ぎよもう

漁網。

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