物尽(読み)ものはづくし

精選版 日本国語大辞典 「物尽」の意味・読み・例文・類語

ものは‐づくし【物尽】

〘名〙 歌謡などの形式一つ国名事物を列挙して歌いこんだもの。国づくし、引き物づくし、山づくしなどがある。ものづくし。ものは。
国民新聞‐明治三七年(1904)一〇月二六日「雅風の諸士集まりて物は尽しを試む」

もの‐づくし【物尽】

〘名〙 同じ種類の物を列挙すること。花づくし、国づくしなどの類。ものはづくし。
俳諧・常盤屋の句合(1680)四番「しほらしき物つくしちょろ木かいわりな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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