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特別編 とくべつへん

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知恵蔵2015の解説

特別編

旧作に新映像を補うなどして再公開される、準新作映画。完全版、特別完全版、ディレクターズ・カットともいう。特別編が作られる背景としては、映像処理技術の進歩と、映像への監督のこだわりの2点が挙げられる。スティーブンスピルバーグ監督「E.T.」の「完全版」は1982年の初公開から20年後に、約4分の新映像を加えて作られた。フランシス・F・コッポラ監督は、2時間27分の「地獄の黙示録」を再編集し、53分の未公開映像を加えて、2001年に「特別完全版」を完成させた。なお、監督による再編集版「ディレクターズ・カット」が作られる背景には、一般に撮影後の編集権を監督に認めなかったハリウッドの慣習がある。監督の意図とは異なる編集がなされ、極端なケースでは内容が変わったものまであった。その反動として、一部の監督は編集権を手に入れ、自ら編集し直した。これが「ディレクターズ・カット」である。最近は、監督自らプロデューサーを兼ねるケースが増えたため、このような問題は少なくなっている。

(宮本治雄 映画ライター / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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