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映像 えいぞうimage

翻訳|image

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

映像
えいぞう
image

写真の語源フォトグラフ photograph (「光が描くもの」というギリシア語からの造語) が示すように,映像の特質は光の特質と結びついている。写真,映画,テレビは光がカメラのレンズを通ることで,またホログラフィーレーザー光によって映像が形成される。人為的に作成されたこうした映像のイメージに取巻かれた現代の状況に対しては,それをなまの現実との接触を欠くものであると批判的に捉える立場や,逆に人間の知覚の拡張としてより積極的に評価する立場がある。いずれにせよ映像メディアの広がりはすでに逆行できない以上,イメージによって作り出された二次的世界をも,現実の一部として認めざるをえないであろう。

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デジタル大辞泉の解説

えい‐ぞう〔‐ザウ〕【映像】

光線の屈折または反射によって作られた像。
映画やテレビの画面に映し出された画像。
心の中に一つのまとまった姿として描き出された像。心象。イメージ。
[補説]曲名別項。→映像

えいぞう【映像】[曲名]

原題、〈フランスImagesドビュッシーのピアノ曲集。第1集(1904年から1905年作曲)と第2集(1907年作曲)、それぞれ3曲からなり、第1集第1曲「水の反映」がもっともよく知られる。

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デジタル大辞泉プラスの解説

映像

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーのピアノ曲集(1894, 1904-05, 07)。原題《Images》。第1集と第2集、それぞれ3曲からなる。第1集第1曲『水に映る影』が有名。

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大辞林 第三版の解説

えいぞう【映像】

映画・テレビ・写真などの画像のように、レンズを通して映し出された像。 「鮮明な-」 「 -文化」
頭の中に思い浮かんだ、ものの形やありさま。イメージ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

映像
えいぞう

「映像」ということばはテレビの普及以後、広く使われるようになった。それ以前は主として「影像」が使われており、これにはいわゆる映像メディアという考え方は含まれていない。テレビ以前の映画時代に、「映像」ということばがたまに使われてはいても、映画全体を含む広義の概念としてではなく、画面、または画面の像をさす狭義の意味で使われていることが多かった。「映像」が広く使われるようになったのは、「影像」のなかの二つの意味、一つは光線の屈折や反射作用などによって映し出された像、もう一つは絵姿、画像、肖像とがあわさって、写真や映画などの物理的、化学的手段によって出現した新しい性格の画像、をさすようになったからであろう。このほか、心的像という意味で使われることもたまにあるが、これは外来語の「イメージ」を使う場合が多い。
 テレビが普及し、さまざまな情報が視聴覚を通して、より具体的に迅速に伝わっていくにつれ、映画文化は主役から脇役(わきやく)へ退き、テレビ文化が生活に大きな役割を演じるようになった。現在、映像ということばを正確に定義するのはむずかしいが、写真、テレビ、映画を中心に、ビデオ、コンピュータ・グラフィクス、ホログラフィーなど、化学、電子、光学技術による再現または創作像をさしていることは確かであろう。このほか活字メディアへの写真、図版、劇画、イラストなどの大量の侵入をも含めて、広くかつ漠然と「映像文化」とか「映像世代」とかの呼び方がされている。
 映像の特質は、写真の語源「フォトグラフ」からわかるように、「光が描くもの」、すなわち光の特質とも重なっている。「写真うつりがよい」という意味で現在も使われているフォトジェニックphotogniqueということばは、19世紀なかばのフランス語に登場し、「光がつくりだす」という意味であったが、映画の誕生後、「光プラス精霊」という意味に置き換わった。いわゆる「フォトジェニー」論の始まりである。ここには、光への神秘観と同時に、レンズの目を通過した光が対象の本質をつかみとり、さらけ出すという、近代科学がもたらした「現実の発見」への驚異もみられる。こうした映像の二重性ともいうべき、強い現実感と幻影感は、このあと多くの論者によって、映像の特質として論じられていった。一般には、コミュニケーションや風俗、文化など社会学的観点から論じる場合が多いが、近年は言語学の成果を踏まえて、精緻(せいち)な映像分析がなされるようになってきている。[岩本憲児]
『岡田晋著『映像未来学』(1970・美術出版社) ▽岡田晋著『映像学・序説――写真・映画・テレビ・眼に見えるもの』(1981・九州大学出版会) ▽植条則夫編著『映像学原論』(1990・ミネルヴァ書房) ▽港千尋著『映像論――「光の世紀」から「記憶の世紀」へ』(1998・日本放送出版協会) ▽映像情報メディア学会編『映像情報メディア用語辞典』(1999・コロナ社) ▽映像情報メディア学会編『映像情報メディアハンドブック』(2000・オーム社)』

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