特定優良賃貸住宅供給促進制度(読み)とくていゆうりょうちんたいじゅうたくきょうきゅうそくしんせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

特定優良賃貸住宅供給促進制度
とくていゆうりょうちんたいじゅうたくきょうきゅうそくしんせいど

規模や設備,構造などが一定の品質基準に達した賃貸住宅建設に対し,自治体が認定をし,家主側には建築費や金利面での援助借手側にも家賃補助を与える制度。 1993年に成立した「特定優良賃貸住宅の供給促進に関する法律」に基づいて行われている。主として中堅層の家族向けに優良な賃貸住宅を供給することを目的としている。自治体が建設し供給することもあるが,多くは民間住宅を一括して借上げるか,管理委託する場合が多い。地主 (家主) にも借手にも利点があるため年々増加傾向にある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android