特牛の(読み)コトイウシノ

デジタル大辞泉 「特牛の」の意味・読み・例文・類語

こというし‐の〔ことひうし‐〕【特牛の】

[枕]特牛租米屯倉みやけに運ぶところから、地名の「みやけ(三宅)」にかかる。
「―三宅のかたにさし向かふ」〈・一七八〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「特牛の」の意味・読み・例文・類語

こというし‐のことひうし‥【特牛の】

  1. こというしが貢物を屯倉(みやけ)に運ぶというところから「屯倉(みやけ)」と同音の地名「三宅(みやけ)の潟(かた)」にかかる。
    1. [初出の実例]「牡牛乃(ことひうしノ) 三宅の潟に さし向かふ 鹿島の崎に さ丹(に)塗りの 小舟を設(ま)け」(出典万葉集(8C後)九・一七八〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む