特級酒(読み)とっきゅうしゅ

精選版 日本国語大辞典 「特級酒」の意味・読み・例文・類語

とっきゅう‐しゅ トクキフ‥【特級酒】

〘名〙 日本酒等級一つ。アルコール分一六パーセントのものをいったが、平成元年(一九八九)の酒税法改正により呼称廃止。
※薔薇一族(1949)〈小山祐士〉「お酒があるわ、もち、特級酒だよ」

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デジタル大辞泉 「特級酒」の意味・読み・例文・類語

とっきゅう‐しゅ〔トクキフ‐〕【特級酒】

等級が特級の酒。ふつう清酒についていい、昭和18年(1943)から平成元年(1989)まで存在。酒税が最も高かった。

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世界大百科事典(旧版)内の特級酒の言及

【清酒】より

…米と米こうじと水を主原料として醸造した日本固有の酒。明治以降,各種外来酒の国産化が始まってから,一般に日本酒とも呼ばれている。麴(こうじ)
[来歴]
 《播磨国風土記》にはカビの生えた乾飯(かれいい)で酒をかもしたという伝承が記載されており,日本では8世紀初頭すでに酒造にこうじが用いられていたことをうかがわせる。古来,酒造の神として信仰を集めてきたのは奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社,京都市の梅宮(うめのみや)大社,松尾(まつのお)大社の3社であった。…

※「特級酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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