犬内村(読み)いんないむら

日本歴史地名大系 「犬内村」の解説

犬内村
いんないむら

[現在地名]大門町犬内

大門村の東に位置。当地の白山社の由緒によると、佐々成政の家臣神保氏が天正一三年(一五八五)守山もりやま(現高岡市)落城の際、日頃信仰していた院内いんない(現同上)の白山社の神霊をこの地に移し、院内と名付けたことが地名の始まりという。村の北部草島くさじま(現富山市)への道が通る。正保郷帳に村名がみえ、高一八石余、田方八反・畑方四反余。寛文三年(一六六三)の役家数一(「川西家高付帳」川合家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 守山 買収 全域

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android