犬死(読み)いぬじに

精選版 日本国語大辞典 「犬死」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐じに【犬死】

  1. 〘 名詞 〙 何か意味のあるつもりであっても、結局は何の役にも立たず、名誉にもならない死に方現代では社会的意味に重点をおいていう場合が多い。徒死。むだじに。
    1. [初出の実例]「自害をしたらばよかるべきに、犬死せんずるござんなれ」(出典:半井本保元(1220頃か)下)
    2. 「ここにて自殺(じさつ)し給はんは、潔(いさぎよ)きに似て犬死(イヌジニ)なり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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